このゲームでは家族とはぐれた中年男性ハビエルが、
銃とナイフで一人逞しく生きる少女クレメンタインと出会い、
徐々に仲間として信頼関係を築づきあげてゆくストーリーです。
また、プレイヤーの選択次第で物語が複雑に分岐していき、
色々なシーンを堪能できる構成になっています。
「ゾンビパンデミック」が起こった世界。営々と築き上げた文明が崩壊し、
生存者たちは限られたスペースの中で食糧を求めながら生き長らえていました
。TVシリーズ版とは違ったオリジナルなストーリーが待ち構えています。

フィールドを動き回って手掛かりを見付けよう

The Walking Dead:A New Frontierレビュー

しかし、不用意に調べるのは禁物です。

いきなりアンデッドが現れ襲ってきますので常に周辺の警戒を行うようにしてください。

物語は会話のイベントや特定アイテムの収集によって進行してゆきますが、

気を許していると物陰からアンデッドに急襲されるので注意が必要です。

探索のパートはハビエル、またはクレメンタインを操作してマークが現れた所の

アイテムを調べていってください。

また、サブイベントが度々起こりますがその都度、

各キャラクターの好感度が増したり、イベントのフラグが立ったりすることも

あるので臨機の対応が必要になります。

的確な決断が生死を分ける!

選択肢には時間制限があります。また、選ばない場合は沈黙とみなされ、

物語の展開が変わっていきます。

会話中に現れる決断コマンドの選択や操作によってストーリーは分岐していき、

登場人物の生死などが変化していきエンディングに影響します。

選択肢は数百以上もあり、状況に合わせて適当と想うものを選んでください。

生存者のコミュニティの中で、どのグループを支持したり、何を優先し

何を切り捨てるかの取捨選択する場面が数多く出現し、プレーヤーの個性が

出るのでそのあたりも楽しんでください。

また、このゲームの底流には、知能が低いアンデッドとの闘いだけでなく、

生存者間で起こる争いや小グループによる派閥抗争など、人間の尊厳や価値観なども

描かれています。

ただし、ストーリー展開は細かく分岐していきますが、結果として大元の

ストーリーに戻っていきます。色々なエンディングを期待していたのですが……

最初は分岐展開が多彩なので飽きることなくプレイをしていましたが、

2週目からは分岐はするものの最後には物語本筋になるためそのあたりが

残念なところです。

前作に比べて臨場感が向上

アメコミなr調のグラフィックスは眉や口の細かい動きが、登場人物たちの

表情、感情、ニュアンスまでも伝わり、リアリティを感じられ、ゲームの領域を

超えて楽しめます。

映画と違い、主人公をプレイヤーが操作できるので物語の中にいるような

感覚を味わえます。

ゲームの流れ

The Walking Dead:A New Frontierレビュー物語の序盤ではハビエルの回想から始まります。

父親の危篤を知り、急いで実家に駆け付けるのですがすでに父は

息を引き取っていました。

間に合わなかったハビエル悔やむのですが、いきなり死んだ父親がアンデッドになり

襲いかかってきます。

幸い、ハビエルは無事だったのですが、母親と叔父が噛まれてしまい……

そして現在、ハビエルは兄の家族のケイト、ゲイブ、マリアナと共に、

アンデッドに見つからないよう注意を払いながら車で移動する日々の生活を

していました。(その後、兄嫁と関係が……)ある時、食料が満載された

トレーラーハウスを廃品場で発見し、ハウスの中を探索しようとしたところ、

何者かにいきなり襲われハビエルは拘束されてトラックで何処かへ運ばれてしまいます。

その頃、一人で行動中のクレメンタインは移動手段確保のため車を奪う計画をたて、

道路に木を倒して通りかかったトラックを急停車させます。

トラックの運転手は逃亡し、クレメンタインは助手席にいる男を脅しますが、

その男は拘束されていたハビエルでした。ハビエルは廃品場へ戻り家族を

助け出すこと、車が欲しいクレメンタインはハビエルの車を成功報酬の条件とした思惑が一致した二人は、一時的に手を組んで同行し始めます。

そして、ハビエルらを襲った謎の集団は「ニューフロンティア」と呼ばれる

生存者コミュニティのメンバーであることが次第に明らかなっていきます……

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