ライズ オブ ザ トゥームレイダー 一族の系譜 ララの過去を遡るアナザーストーリー
トゥームレイダーララはここから始まる!
ララの生家、クロフト邸の中を探索せよ。
ここからは完全に個人的所感になります。
ライズオブツゥームレイダー本篇とは別のアナザーストーリです。
時系列的には、シベリアから帰還後の物語のようです。
窓の外は雷が鳴り響き、雨と風が窓ガラスを叩いているクロフト卿の
書斎の場面からストーリは始まります。
ララの母親の兄(ララの伯父さん)から、クロフト邸の引き渡し要求が
きており、クロフト卿の遺書または、ララの母親の安否が分からなければ
邸宅を財産管理人である伯父に引き渡さなくてはならない状況になって
います。
なぜこのような状況になったのかは良くわからないのですが、少しづつ
手紙やボイスレコーダにより、真相が分かってきます。
まず、すべきことはクロフト卿の書斎にある金庫を開けることが
ミッションになります。
まず、最初に目にひくのは荒れ果てたクロフト邸のホールです。
天窓が割れてそこから雨が降り注ぎホール一面水浸しの状態です。
長い間、放置されていたのでしょうか?
久しぶり?に訪れたクロフト邸は損傷が激しく秘境感が凄い!
本篇に負けてませんね。
そして、屋敷の中がひろいこと(羨ましい)!
ヨーロッパの貴族の屋敷はハンパなく広いとは聞いていたのですが
なんか日本人の感覚だと宮殿ですね。
自分の家の中を探索していくっていうのもなんか奇妙な気分ですが
雰囲気は抜群にあります。
本篇とは違い、敵とかは出てこないので命を落とす危険は少ないので
いつもよりは気楽に探索することが出来ます。
序盤は入れない部屋がいくつもあり、入るためにはマスターキーが
必要で、その鍵を屋敷中走りまわって探していきます。
謎解きやギミックなどは本篇そのままの感じですね。
まあ、違うわけありませんけど……
ただ、個人的にはこちらのほうが謎解きが難しいのでは
って感じでした。
両親の日記やクロフト卿、執事のボイスレコーダなどで
幼少期のララの生活が紐解かれ
やはり血筋なのか、非常に活発で利発な女の子だった様子が
分かってきます。
使用人が使用していた通路が最初の探索していく場所になるのですが、
蜘蛛の巣が張っており廃屋感が満載です。
地下のワイン貯蔵庫にはまだ手付かずのワインが大量にあり、
ワイン好きの私には非常に羨ましい環境です。
また、天蓋が損傷しているせいか、かなりの水が地下に溜まっており、
ここに再度住むには大掛かりなリニューアル工事が必要だと感じました。
(大金持ちのララには多分問題はないと思いますが……)
そして、風雨により、建物内部がかなり湿気による傷みが激しいと
感じられ、大掛かりな改修工事も必要かもしれません。
結局、ララはクロフト卿の遺書を見つけることは
出来なかったのですが、行方不明だった母親の墓を発見できたので
(その後、中の遺体を当局が確認した。)
屋敷を追い出されることはなかったのですが、そこで疑問を感じました。
なぜ、アメリア(母親)の遺体をそのままにしておいたのか?
それはアメリアを復活させるため、葬儀が出来なかった。だから
行方不明扱いにしておいて遺体を隠していた。
アメリアを復活させるために、伝説の不老不死のクスリが必要だった。
当時幼かったララには真実を告げることが出来なかった。
執事のクロフォードには何故真実を話すことはできなかったのか?
父親が不在の場合、ララの身を守るのは信頼のおけるクロフォード
だけなのに。
その後、アメリアの復活が不可能だと悟ったのに、アメリアの身内や
特に最愛の娘のララに知らせていないのは何か理由があるのか?
絶望したから?
時系列的にはそのあと、アナと知り合い、いい関係になっていくこと
になっていきますが、もしかしたらそれでもクロフト卿はアメリアを
復活させることに何処かで希望をもっていたのか?
そんな妄想がグルグルと頭の中を駆け巡っていました。
クロフト卿は自殺したって本編では言ってましたし、けど、最後では
コンスタンチンに殺されたみたいでしたし、その辺はちょっと整理が
必要かもしれませんね。
本篇でもそうだったのですが、読み物が多数あり、それがララの両親の
心情が分かるように配置されまた、家族の秘密など当時はわからなかった
事柄も次第に明らかになってきます。
ここまでくるとクロフト家の「歴史」のノベルゲームと言っていいかも
しれません。
このゲームは屋敷内でのクローズドインナーアドベンチャーに
なっています。
ゲームクリア時間のボリュームは約1時間程度でクリアできると思い
ますが、謎解きに結構時間がかかるかもしれません。
ツゥームレイダーファンであれば、ララのバックボーンになっている
この屋敷の探索ゲームはプレイ必須なゲームの一つだと思います。
また、屋敷を舞台にしたもう一つのゲーム「ナイトメア」も包含されて
います。
こちらは私はまだ、プレイしていないのですが、ホラー系の戦闘ドンパチモード
みたいです。
レビューでは「一族の系譜」よりボリュウームが小さく数十分ぐらいみたい
ですね。