【LOOP THE LOOP 【1】 飽食の館】
「LOOP THE LOOP 【1】 飽食の館」という、ちょっとアニメ系の
キャラクターが登場する小説系ホラーアプリです。
こちらは幽霊などの怖さではなくノベルストーリーとしての
怖さを持つアプリです。
このゲームはケータイアプリとして配信され、人気を博した
ミステリーホラー、「欲しい物が何でも手に入る」ありえない空間の
奇妙な洋館に閉じ込められた若者たち~
また、オープニングムービー、登場人物がテレビドラマや映画みたいに
エンドロールが出てきて一味違うゲームに
仕上がっており製作者の意気込みが感じられます。
「どこか違う世界に行ってみたい・・・」
無料ゲームとしては面白くボリュームもあったので、内容は文句なしに
おすすすめなのですが、ちょっと衝撃的な内容ですので
グロテスクな表現や暴力的な描写が苦手な方は、控えた方がいいかもしれません。
ざっくりしたストーリーを紹介すると
繰り返される、退屈な毎日。学校-塾-家のルーティンな
日々に飽きている主人公は、
「この世界から抜け出してみたい」…とぼんやり考えています。
そんな願望を抱える高校二年生の主人公がある日、塾をさぼって公園で
うたたねして目が覚めると、そこは別世界の不思議な洋館にいたのでした。。
「欲しいものが何でも手に入る」夢のような不思議な洋館。
そこで、先に館を訪れていた11人との共同生活が始まります。
穏やかに続くかと思われた心地よい日々は、ある日突然終わりを迎えます。
願えば食料が与えられ、個室にはベッドあればシャワーもある。
それぞれが穏やかにすごす前半の物語と、後半の惨劇が際立たっています。
洋館という閉鎖空間の中で、12人が疑心暗鬼に陥り、
そこから徐々に見えてくる「人間の怖さ」に思わず背筋がゾッとします。
何でも手に入るという、非日常の夢のような世界とその対極な世界、
次々に始まる惨劇。
彼らはこの洋館から脱出できるのか?
そして、この洋館の秘密とは?
このゲームは登場人物が多く、初めのうちは覚えるのに苦労しますが
登場する人物の特徴をつかみながら記憶していくと
12人ものキャラクターが出てくるのですが、比較的簡単に掌握できます。
また、個々のキャラクターがとても個性的で、
皆それぞれ魅力的で人間味もあり、物語としても秀逸です。
「ここはどこだ?」
洋館のエントランスで目覚めた主人公は、「出口のドア」が
ないことに気がつきます。
実は、主人公が住む町では神隠し事件が多発していました。
その神隠し事件の最初の被害者が冴木麗です。
その冴木麗が屋敷の中で出迎えに来たのです……
さて、洋館には社長と主人公の他に10名の男女がいました。
全員、一連の事件で名を連ねている行方不明者たち
彼らはそこから脱出すべく、各フロアを探索しはじめるのだが。
毎日同じことの繰り返し。
そんな生活に飽き飽きしていた高校生の主人公はどのようにしてこの世界から
脱出するのか?
このゲームは選択肢がない結論ありきのノベルゲームです。
簡潔にいえばこんな感じなんですが、とにかく主人公のパートが長いので、
小説を読むかんじで
楽しむことをお勧めします。
ちなみに、ラストは感動的で、6~10時間程度で終了するので、
是非頑張ってみてください。